はじめに
投資を続けていれば、必ず「やめたくなる瞬間」が訪れます。それは、積み上げてきた含み益が一瞬で吹き飛ぶような暴落時です。
私もこれまでに、コロナショックやトランプ関税による急落を経験し、血の気が引くような思いを何度もしてきました。しかし、そのすべてを乗り越えた今だからこそ断言できることがあります。それは、**「暴落時こそ、何もしないのが最強の戦略である」**ということです。
1. コロナショックで学んだ「保有し続ける勇気」
1年かけてコツコツ積み上げてきた利益が、短期間でゼロになった時の絶望感は相当なものでした。
- 損失は売るまで確定しない: 画面上の数字がマイナスになっても、売却ボタンを押さない限り、それは「一時的なエラー」に過ぎません。私は「いつか必ず回復する」と信じ、証券口座を放置しました。
- 迅速な回復が教えてくれたこと: 結果として、回復は予想以上に早く、持ち続けたことが正解でした。もしあの時パニック売りをしていれば、現在の資産形成はあり得ませんでした。
2. 予測不能な事象に「感情」を奪われない
トランプ関税の発動時も同様でした。「どこまで下がり続けるのか」という恐怖で追加投資はできませんでしたが、半年後には元の水準に戻っていました。
- 絶好の「仕込み時」を逃さないために: 今振り返れば、暴落時は資産を安く買うチャンスです。しかし、恐怖の中にいる時はそう思えません。だからこそ、「淡々と続ける」仕組みが重要なのです。
- ログインしないのが一番の薬: 暴落時に一喜一憂するのは、時間の無駄です。証券口座にログインせず、現実の生活を充実させることこそが、長期投資家にとって最善の防衛策です。
3. コントロールできないことにリソースを割かない
為替や関税、パンデミック——これらは個人の力ではどうにもできない事象です。
- 「時間の無駄」を切り捨てる: 自分でコントロールできない市場の動きを気に病むのは、生産的ではありません。たとえ含み益がマイナスになっても、それは「今すぐ必要なお金」ではないはずです。
- 耐えられないなら、投資は向いていない: 数ヶ月から1年程度の調整期間に耐えられないのであれば、そもそもリスク許容度が合っていないか、長期投資に向いていないと自覚すべきです。
まとめ:暴落を「日常」として受け入れる
投資を続ける限り、10年に一度は「リーマンショック級」の暴落がやってきます。
- 暴落はシステムの一部であり、必ず回復すると知る。
- 感情が揺らぐなら、証券口座を見ない。
- 自分で制御できない事象に、貴重な時間と精神力を消費しない。
今後も何度となく暴落は起こるでしょう。しかし、私はこれからも淡々と、機械的にその波を乗り越えていきます。なぜなら、その先にしか、本当の資産形成のゴールはないからです。

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