はじめに
投資の世界には、魅力的な「自動化」や「最先端」の仕組みが溢れています。 ロボアドバイザー、FXの自動売買、テーマ型投資……。私も5年前のブームに乗って一通り試してきましたが、結局のところ、すべてを手放しました。
数々の「痛い目」を見て辿り着いた結論は、**「自分で仕組みを完璧に理解できる、王道の投資信託一択で十分」**という極めてシンプルな答えでした。
1. ロボアドバイザーに見えた「納得感」の欠如
ウェルスナビやテオ、楽天ラップなど、AIにお任せする投資を試しましたが、納得がいかずに撤退しました。
- 高すぎるコスト: 投資信託なら0.1%を切る手数料が、ロボアドでは1%ほどかかります。この差は長期で見れば致命的です。
- 意思に反するリバランス: 「今は売ってほしくない」銘柄を機械的に売却されるなど、運用の不透明さがストレスになりました。結局、リターンも低コストな投資信託に及びませんでした。
2. 自動売買とFXという「ギャンブル」の壁
トラリピやループイフダン、さらにはトライオートETFにも手を出しました。
- ゼロサムゲームの限界: FXは誰かの勝ちが誰かの負けになる世界です。経済成長の恩恵を享受する株式投資とは本質が異なり、ギャンブルに近いと感じました。
- 「全員が勝てる」はあり得ない: 自動化しても、相場が設定から外れれば損失が膨らみます。複雑な設定に頭を悩ませる時間は、人生の無駄遣いだと判断しました。
3. 「テーマ型投資」の虚像
特定のジャンルに投資するFOLIOなども試しましたが、ブームが過ぎれば廃れるのも早かったです。
- 分散の劣化: テーマを絞ることは、分散効果を薄めることと同義です。それなら最初から世界中に分散されている投資信託一本の方が、はるかに合理的で安心感があります。
4. 最後に残った「オルカン」の凄み
複雑な商品を一通り試したからこそ、全世界株式(オルカン)やS&P500の凄さが分かります。
- 徹底したシンプルさ: 分散が利き、手数料が安く、買い付け費用もかからない。これほど完成されたシステムは他にありません。
- 王道の信頼感: 流行り廃りが激しい投資業界で、発売以来、着実に成長し続けているオルカンは、まさに「投資の上がり」と呼ぶにふさわしい銘柄です。
まとめ:理解できないものには、1円も投じない
私の投資哲学は、**「自分が理解したものしか投資しない」**という一点に集約されました。
- 流行りの「自動化」や「テーマ」に惑わされない
- 手数料という「確実なマイナス」を徹底的に排除する
- 複雑な仕組みをデバッグし、最後の一本までシンプルにする
投資は、難しく考えれば考えるほど「カモ」にされます。王道を進み、余った時間は自分の人生を豊かにするために使いましょう。


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