はじめに
「旅行に行けば、誰もが日常を忘れて感動できる」――そんな時代は、もう終わったのかもしれません。
昨年からの深刻なオーバーツーリズムによる混雑、そしてホテル代や移動費の容赦ない高騰。最近の旅行は、大金と貴重な時間を使って、ただ「疲れに行く」だけのような気がしていました。20代のころのような、何を見ても新鮮に感動できた感受性も薄れ、「日常生活をしていれば余計な金はかからないのに」とさえ思うようになっていたのです。
しかし、旅を止めてみて初めて気づいたこともあります。今回は、私が旅に見出す意味と、これからの「旅の最適解」についてお話しします。
1. 混雑と高騰――私が行かなくなった国内観光地
直近では広島、沖縄、そして台湾へと足を運びました。しかし、国内にはまだ訪れたことのない県が多く残っています。具体的には、秋田、山形、新潟、茨城、千葉、栃木、群馬、鹿児島、大分、宮崎などです。
これらの中に「どうしても行きたい」と思えるめぼしい観光地が見出せなかったこと、そして何より移動に多大な時間がかかることから、現在の高騰した旅行環境では「圧倒的にコスパが悪い」と判断し、選択肢から外しました。
日常生活は便利で、無駄なお金もかかりません。その快適さを知るからこそ、わざわざ不便で高コストな場所に移動する意味を、シビアに考えてしまうのです。
2. ヨーロッパ旅行に見出せなかった「40万円の価値」
海外に目を向けたとき、かつてはイギリスへ行きたいという憧れがありました。しかし、具体的にシミュレーションをしてみると、わずか1週間の滞在で約40万円もの大金が吹き飛ぶことが判明しました。
- 「1週間で40万円」を使う意味が、今の自分にあるのか?
冷静に考えた結果、そこまでの価値は見出せませんでした。それだけの予算があるならば、10万円ほどでアジア圏の国へ行き、残りの30万を別の有意義な資産や経験に投資した方が、はるかに満足度が高いという結論に至ったのです。
3. 非日常への冒険――次の目的地は「韓国」
では、もう旅はやめるのかと言われれば、そうではありません。旅の本質とは「日常から離れ、知らない場所を一人で散策すること」、そして「新しい発見を得ること」にあると思うからです。
直近で行った台湾だけでは、まだ「海外旅行」というものの全貌や感覚を掴みきれていません。もう一カ国、別の文化に触れてみたい。そこで、次の目的地は「韓国」に決めました。
アジア圏であればコストを抑えつつ、日常生活では味わえない適度な刺激と「非日常の散策」を手に入れることができます。
まとめ:旅は若いうちにするもの、だからこそ今動く
旅とは、体力と感受性が溢れている「若いうち」に経験しておくべきものだったのだと、今になって強く実感します。年齢を重ねるごとに、費用対効果や効率を求めてしまうのは仕方のないことです。
しかし、効率ばかりを求めて日常に閉じこもっていては、新しい発見は生まれません。
コスパを厳しく見極めつつも、自分の感性を錆びつかせないために。私はまた、一人の旅人として、次の国へ冒険に出てこようと思います。
それでは。


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